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「ヨーロッパは体験してみなければ分からない」15.01.25  [巷の話]

 川口マーン恵美さんという方が面白い本を書いている。

「九勝一敗で日本の勝ち」という本だ。

彼女は長年日本人の訪問者の通訳をしていたとか、、。

まこと実際に住んでみなければ分からない数々の事例を挙げてヨーロッパの危険性を指摘している。

彼女はドイツシュッウットガルトに現在住んでいるらしい。

既に30年以上前から住んでいるらしい。

1956年生まれだそうだから現在59歳になる。

30年前と云えば私も商売でシュッウットガルトによく出入りしていた。

そして現地でインターペーター、つまり通訳を良く雇っていた。

残念ながら彼女と会う機会はなかった。

多少の英語は出来ても交渉ごとは厳密な判断を要求される。

私が雇っていたのは日本に夫が宣教師として来日し、その後故国ドイツに帰って通訳をしていた女性。

既に50歳を超えた年頃だが、彼女は全く物を大事にする人で、

日本で買った万年筆のペン先が消耗したので修理に出してくれないか、と依頼されたことがあった。

既に何年も経ち万年筆など忘れられボールペン全盛期の時代、

どうしてもこの万年筆を使いたいと執着していた。

そして今回の通訳でやっと車のバッテリーが買える、と喜んでいた。

しかしさすがはドイツ女性、高速道路に入るや否やまるで人が変わったようにスピードを出す。

と云ってもせいぜい150キロ程度だが、ベンツとかアウディは中央車線を優に200キロ以上は悠に出している。

それでもドイツ人の一面を見た様な気がした。

件の川口マーンさん、ヨーロッパ各地を回り数々の経験をしているが、まるで泥棒の塊のような内情。

実は私も危うく持っていたカバンを盗まれそうになったことがある。

あれはローマ空港での話、日本では座っている座席の上に荷物を放置して所用を済ませに行く人が多いのだが、

決して座席に荷物を放置したのではない。

すぐ横に荷物を置いただけだったが、すぐ泥棒がそれを持ち去ろうとする。

慌てて取り返したが、彼の云うことが振るっている。

つまり手から放したのだからもう所有権を放置したも一緒だと云うのだ。

勿論一喝してやった。

そして空港のカウンターで搭乗手続きをしていたところ、

係員が今ペンを無くしたので貴方のペンを貸してくれという。

こちらは何の疑いもなくさぁどうぞと貸してやると、

何やら書類に書き込んでいたが、そのままそのペンを持って立ち去ろうとする。

慌てて取り戻したが、全く油断も隙もない。

川口さんが云うように全くヨーロッパと云うのは泥棒の巣だ。

日本では考えられないこと、それでもテロの危険性は30年前も今も変わっていない。

空港の手荷物検査でカメラのフィルムは抜き取られ、果ては電気カミソリまでバラバラにして調べる。

勿論元通りにしては返してくれない。

そして町に押し出される。それが当たり前なのだ。

それに抗議しようにも言葉が出てこない。

少々怒って見ても暖簾に腕押しだ。

いやはや日本との違い。これ程平和な国は世界中ないだろう。

尤も余りにも平和ボケ過ぎるが、、、
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