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「適菜収先生の怒りは収まらない」12.12.05 [巷の話]

 云わんこっちゃない、早速中国の公船が尖閣列島の領海内に入ってきた。

選挙の混乱に乗じてこちらの様子を窺いに来たのだ。

何が反原発か、何がTPP反対か、政治家は一票様に口当たりの良いことしか云わない。

哲学者の適菜収先生が怒っている。

あまりに大勢のB層が政治家に踊らされていると、

そして今や政治を握ってしまっていると、この国はB層によって潰されると警告を発している。

朝日が云っている様にこの国の愚民が外交や安全保障になど目を向けているか、

どんなに改革を叫んでも、どれほど維新と叫んでも、この民主主義では変わりそうもない。

今更中国の様に一党独裁にするわけにもいかず、この国は急坂を転げ落ちるように劣化して行っている。

折から中国の横暴の度合いはますます激しさを増している。

中国漁船がベトナムの石油探査船のケーブルを切断したと云うのだ。

漁船に扮装しているが、隠れ軍艦であることは間違いない。

2011年5月にも同じことをしている。

領海侵犯などいくら警告を発しても屁でもない。

そうして少しずつ実績を付け、やがて魚釣島に上陸してくる。

時間の問題だろう。

選挙に現をぬかしている時ではないぞ。

尤も政治家の先生方には尖閣の事など眼中にないが、兎に角一票がほしい。

この間迄街中を「国民の生活が第一」と叫んで回っていた先生が、今や「日本の未来の党」ですと叫んでいる。

選挙上手を看板に人の政党を乗っ取って、自らは無役でございます、としゃあしゃあと抜かしている。

あの女性党首にして滋賀県知事は一体どんな気持ちでいるのだろうか、

しまった乗っ取られたとは思っていないのだろうか。

全く同情申し上げる。

適菜先生が怒るのも無理はない。

そして我が国から分をわきまえる、身の程を知る、一歩下がる、

などの美徳が失われてひさしい、と嘆いておられる。

が先生私の様な年寄りでもそんなことは云わない。

それがなくなってどれ程になるか、既に40年前ぐらいからそんなものは無くなっている。

田中角栄が出てきたころ、1972年と云えば今からちょうど40年前だ。

その一番弟子小沢一郎がこの国の政治を捻じ曲げてしまった。

政治家とは最も専門知識のいる専門職、それが今やテレビの人気者、

コメンテーター、お笑い芸人、果ては元柔道の金メダリスト、

プロゴルファーのお父さんまで政治家となっている。

そんな素人に我々の生殺与奪権は握られているのだ。

そして政治家の先生は役人が悪いと云い、役人のせいにする。

政治主導だなんて、法律の文言を作るのはほとんど役人、

それが証拠に大震災の復興予算は見事に外の事に詐取されてしまった。

適菜先生の怒りはまだまだ続く、最後はモーニング娘にまで八つ当たりしている。

今やAKB全盛期の時代だと思うが、続いて「コスパバカ」とコストパフォーマンスにまで文句を言っている。

政治にコストパフォーマンスだけを求めれば答えは混乱の極みに陥る。

今は何と言っても経済優先の時代、商売人には「コスパ」が最も求められるが、

この国を守るために「コスパ」を追及すれば、最も割の合わない防衛はどうなるのか、

演習費は何処から出てくるのか、目の前の恐竜は益々大きくなってきている。

それに引き換えこの国の防御、世界の常識を破って暫時減らし続けているのだ。

誰がこの国を救ってくれる、政治家でない事は確かだが、閻魔大王にでもご登場願うか、トホホ、、、。
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