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「お主役者じゃのう、、、」19.07.23 [日記]

山本太郎率いる「令和新選組」なる新手のポピュリズム政党が登場した。

これは今の自民党政権に対する批判より、野党のふがいなさに対する意思表示と思える。

太郎君は元役者だ、実に演技がうまい、時に泣いて見せ、

はたまた怒り声をあげて聴衆を魅了する。

確かに金持ちからもっと税金を取り上げて貧乏人にばらまけば貧乏人は喜ぶだろう、

だが彼には国家計画とかこの国をいかにして守るのか、

という政治の究極の根幹はしめされていない。

これをホピリズムと言わずして何をポピュリズムというのか。

そうなんだ日本の民主主義の欠陥を見事に利用して政治の一角を切り崩した。

実に機を見るに敏感、聴衆の泣き所をよく知っている。

しかしこれが政党と言えるのだろうか、それでも政権与党の自民党は切り崩されてはいない。

むしろ野党の方がきりくずされている。

あのかたくなに憲法改正に反対する立憲民主党、

そして共産党、加えてその他の有象無象は既に薹(とう)が立っている。

ジャガイモでいえば長く保管しすぎて既に次の目が出始め、もう食べられなくなっている状態だ。

兎に角今の民主主義はイコールポピュリズムだ。

所詮選挙ではこの国は変えられない。

ましてやこの民主主義では、えらい政治学者もその辺のおばちゃんも一票は一票。

何しろ数だ中身は問わない。

一票でも多かったら勝だ。

政治の「せ」の字もわからない庶民から取るのが一番手っ取り早い。

そんな無思慮な政治も人気投票も差がわからない庶民に政治を任せていったいこの国はどうなるのだ。

かくてあの役者の山本太郎君が出てくる。

勿論後ろで太郎君を操っている黒子はいるのであろうが、

それにしても太郎君の演技はうまい、大衆の泣き所をよく知っている。

そして演技上手だ。

まぁこのような国家構想もなく線香花火のような人気者が出てきてもこの国は変えられないし国家の安寧も守れない。

同じ太郎でも木村太郎氏は元気だ。

私と同じ年ながらいまだに元気にテレビに登場し蘊蓄を並べている。

しかしこの山本太郎君、政治の世界の恐ろしさを知らない。

ひとたび落ち目になればどれだけ叩かれるか、

時にはあらぬ罪を着せられて刑務所の門をくぐらなければならないこともある。

それほど過酷な世界、

多くの評論家が決して自らは政治家になろうとしないのはその恐ろしさを知っているからだ。

いずれにしてもこの時代を先取りしたような政党名、「令和新選組」実に時宜を得た名前である。

気を見るに敏な太郎君のさすがの嗅覚見事である。

政治もエンターテイメントも堺がわからない人気者、所詮選挙ではこの国は変えられない。

そして国を守れない、我々はもうすぐこの世を去る、だが我々には子供や孫もいる。

彼らの時代がけっして安泰とは言えない。

人気投票も国の先行きを選ぶ国家体制の選択も今やお笑い芸人に乗っ取られてしまった国。

味噌も糞も同じ国になってしまった。

一億総白痴化のたくらみはとうとうここまで来てしまった。

恐ろしや、恐ろしや、、、、


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